4学年 「県のようすはどうなっているの」
授業者 山江村立山田小学校 東 篤哉 教諭


◆ ICT活用のポイント

 (1)

教師の活用

 ・
 

児童が作成した白地図をデジタル化し,タブレットPC上で重ね合わせることができるようにすることで,複数の資料を関係づけて情報を読み取ることができるようにする。

 (2)

児童の活用

 ・

 

タブレットPC上で重ね合わせた資料に書き込みをしたり,その資料を電子黒板上に映し出し説明をしたりすることを通し,児童が「考えを共有」しながら,学びを広げ・深めることができるようにする。

◆ 本時の展開
(1)
 
目標
 
「地形や土地の高さ」「土地利用」「交通網」の資料を関係づけて、県の特色について自分の考えをまとめることができる。
(2)
展開


過程

学習活動と主な発問(T)
 予想される児童の反応(C)

指導上の留意点・評価

備考
ICT活用
導入7分1 これまでの学習をふり返る。
(T) 県の様子についてそれぞれの項目ごとに分かったことを振り返ってみましょう。
(C) 熊本県は、東は山が多く、西には海がある。
(C) 県の南北に高速道路が通っている。
2 本時のめあてをつかむ。
3つの資料を関係づけて、熊本県の特色を考えよう。
・これまでに学習したノート、ワークシート、作成した白地図などの資料をふり返らせる。
・本時の学習に関係する内容である。後で関連して考えることができるよう、これまでの資料を並べて掲示する。




電子黒板









展開35分

3 県の土地の高さや地形、土地利用、交通網の資料を関連させることを通し、県の特徴を考える。

3つの地図を重ねてみると、どうなるだろう?

 

(1) 個人・グループで考える。
(2) 全体で伝え合う。
(C) 高速道路や鉄道が通っているところに、人口が多い市や町がある。
(C) 県の東側は山が多くて、人口も少ない町や村が多い。

 

【言語活動】
(話し合い活動)
3つの資料を関連させると見えてくることを、伝え合いながら自分の考えを広げ・深めていく。

 

4 自分の考えをまとめる
(T) 伝え合いの中で出た友だちの意見を参考にして、「熊本県の特色」について、まとめ直してみましょう。





・地形、土地の高さ、土地の利用、交通網を相互に比べて関連を考えさせる。
・この時間までに作成した3つの資料をデジタル化し、タブレットPC上で重ね合わせ、そこから見えてくることを考えさせる。

能動型学習(ポイント)

・これまでの学習や資料から自分の考えをもち、グループ・一斉と協働で考えながら、考えを広げ・深めていくようにする。

 

◆思考・表現(ノート)
【B基準】 「県の土地の高さや地形」「土地利用」「交通網」の3つの資料を関連させることを通し、見えてくる県の特色を書くことができる。

【A基準】B基準に加え、根拠を示しながら自分の考えを書いている。
〈B基準に達していない児童への手立て〉
 前時までのまとめを組み合わせて考えるように支援する。
徹底指導(ポイント)
・「思いつき」になることがないように、資料を関連させて分かることを書くようにする。

電子黒板

タブレットPC

 

 

 

 

 

 

 








 

終末3分

5 学習をふり返り、次の単元の学習について知る。
(T) 次の時間からは、県内それぞれの地で、その土地に合わせた人々のくらしについて学習します。

・本単元のふり返りをさせると同時に、次の単元の内容を紹介することを通し、学習意欲を高める。


電子黒板