4学年 「もののあたたまり方」
授業者 益城町立飯野小学校 佐藤 久美 教諭 



授業映像

インタビュー

学習指導案


◆ ICT活用のポイント

(1)

教師の活用

 

導入では、前時の実験の様子を撮影した映像を準備し、学習の振り返りを行う。


 
児童の実験の様子をデジタルカメラで撮影し、どのような変化があったのかを記録しておく。次時以降の学習の振り返りにも活用する。

 
実験でわかりにくい部分や目を向けさせたい部分は教師が演示を行い、大型テレビに拡大して表示し、児童に気付かせていく。

◆ 本時の展開
(1)
 
目標
 
試験管に入れた水を熱し、色の変化から水の温まり方について実験し、気付いたことやわかったことを説明することができる。
(2)
展開 


過程

学習活動と主な発問(T)
 予想される児童の反応(C)

指導上の留意点・評価

備考
ICT活用
導入5分1 前時の学習を振り返る。
(T)金属はどうやって温まりましたか。
(C)熱したところから順に温まった。
徹底指導(ポイント)
・水の温まり方について、金属と比較して考えさせるために、金属は熱したところから順に温まることを押さえる。
教科書
ノート
VTR
電子黒板
展開35分2 水の温まり方を予想し、発表する。
(T)試験管に入れた水を熱したとき、どのように温まるでしょう。
(C)下から上に温まっていくと思う。
(C)水は動くから、全体的に温まる。

めあて:水はどのようにあたたまるのだろうか。

・絵や図を使い、熱の伝わる順番が分かるように書くように指示する。
・予想することが難しい児童には、金属と同じか、違うかなどの選択肢から選ばせるようにする。
・実験の手順を確認し、火気の取り扱いには十分注意させる。


試験管
スタンド
アルコールランプ
サーモインク

 

3 実験をして確かめ、過程や結果を記録する。
(T)実験をして確かめてみましょう。
(C)色が変わった。
(C)上の方がピンクになった。



4 実験結果から、水の温まり方について考える。
(T)水の温まり方について気付いたこと、分かったことを発表しましょう。
(C)上の方から色が変わっていった。
(C)上の方から温まっていった。
(C)金属の時と違っていた。
(T)水はどうやって上の方から温まるのでしょう。
(C)水が上に動いているみたい。
(C)水は温まると上に動くのかな。


【言語活動】(設定の意図)
実験結果から水の温まり方について、気付いたことや考えたことを話し合い、水の性質へと目を向けさせる。


 ・実験の手順を確認し、火気の取り扱いには十分注意させる。
・技能面の定着を図るため、実験や記録は交代で行うようにさせる。
・発表の時はノートを実物投影機で映して発表内容をわかりやすくする。

能動型学習(ポイント)
・色の変化から、水は上から温まることを押さえる。もう一度演示実験を拡大して示し、どうやって上から温まるかについて話し合いをさせる。

 

◆思考・表現(ノート)
【B基準】サーモインクの色の変化から、水の温まり方に気付き、自分の考えを表現している。

 

【A基準】サーモインクの色の変化の仕方から、金属とは違う水の性質に目を向け、自分の考えを表現している。

<B基準に達していない児童への手立て>
 金属の温まり方を想起させ、金属の温まり方との違いを意識して書くように助言する。

実物投影機

電子黒板















終末5分

5 水の温まり方を確かめる方法を考える。
(T)水が動いていることを確かめるには、どんな実験をしたらいいですか。
(C)もっと大きな入れ物でする。
(C)水の中に何か入れると分かる。

・意見が出にくいときは、教科書の方 法を参考にするように助言する。
・次の実験では、温めた水の動きに着 目していくことを確認する。