5学年 「説明のしかたについて考えよう」

授業者 上天草市立登立小学校 井上 泰宏 教諭



授業映像

インタビュー

学習指導案


◆ ICT活用のポイント

 (1)

教師の活用

 ・
 

デジタル教科書の図表や写真を映し出した電子黒板に、書き込みをすることで、情報を共有化しながら、文章と資料を関連付ける。

(2)

児童の活用

 ・
 

学習の振り返りを電子黒板で示したり、実物投影機でノートの内容を見直したりすることにより、前時の学習内容を想起させる。


 
電子黒板上のグラフに文章を根拠として、マーカーで印をつける作業をすることにより、資料の有効性を感じさせる。

◆ 本時の展開
(1)
目標
 
二つ目の問いに対して、事実と筆者の考えを整理するとともに、グラフの意図することと根拠となる文章を対応させながら、答えをまとめることができる。
(2)
展開 


過程

学習活動と主な発問(T)
 予想される児童の反応(C)

指導上の留意点・評価

備考
ICT活用
導入5分

1 前時の学習から、一つ目の問いと答えを思い出す。
(T)天気予報の的中率はどうして高くなったのですか
(C)科学技術の進歩
(C)国際的な協力の実現

2 四~六の段落を読む。

さらに、科学技術が進歩し、国際的な協力が進めば、天気予報は100パーセント的中するようになるのだろうか。

・学習の振り返りを電子黒板で示したり、ノートの内容を見直したりすることにより、前時の学習内容を想起させる。

 

・四~六の段落を音読させる。




電子黒板
デジタル教科書
実物投影機






展開32分

3 筆者の考えが書かれたところに線を引く。
(T)筆者は、天気は100パーセント的中すると言っていますか。
(T)筆者は、なぜ天気予報を100パーセント的中させるのは難しいといっているのでしょうか。
(C)突発的に変化する。
(C)局地的に変化する。


4 突発的な天気の変化についてグラフと関連させて根拠をもって読み取る。
(T)筆者は何を根拠に突発的に天気が変化するといっているのでしょう。
(C)グラフ
(T)文章のどこに書かれていますか。
(C)百六十回以上
(C)二百三十回以上
(T)グラフのどこを見るとわかるでしょう。わかったことを交流しましょう。

 

【言語活動】(設定の意図)
筆者の根拠を読み取らせるために、資料が何を表しているかを読むとともに、資料を文章と対応させながら読むことができるようにする。


5 グラフがない場合とグラフがある場合は、どう違うか考える。


6 局地的な天気の変化について根拠をもって文章を読み取る。

・教科書の筆者の『問い』が書かれたところに赤線を、『答え』が書かれたところに青線を引かせる。
・筆者の考えが書かれたところを文章に沿って整理することにより、筆者のいいたいことを整理する。
・難しい理由を2つあげさせる。
・突発的に天気が変化するという筆者の考えの根拠となる事実をグラフと関連づけながら読み取らせる。
能動型学習
文章と関連付けられる部分をグラフに書き込む。

 

【読むこと】(書き込み)
(B基準)グラフの意図することと根拠となる文章を対応させながら答えをまとめることができる。


(A基準)
グラフの意図することと根拠となる文章を対応させながら、自分の考えを含めて答えをまとめることができる。

〈B基準に達していない児童への手だて〉
 電子黒板に文章と表やグラフを対応さ
せて色分けして記入することにより、視覚的に理解しやすくする。

・電子黒板上で、グラフを見えなくする。
・グラフや表等の資料があることで、わかりやすくなるし、説得力が増すことに気づかせる。
徹底指導
資料を効果的に使用することで説得力が増すことを押さえる。
・文章中から根拠を読み取らせる。

電子黒板
デジタル教科書

 

 


 

電子黒板
デジタル教科書











電子黒板







終末8分7 本時を振り返り、感想を書く。

・実物投影機と電子黒板を活用して本時の感想を紹介し本時を振り返る。電子黒板
実物投影機